上関原発建設計画をめぐる動きです。活断層の有無を確

上関原発建設計画をめぐる動きです。活断層の有無を確認するため、中国電力が埋め立て海域で予定しているボーリング調査の準備が始まりました。ボーリング調査を行う予定の海域には、原発建設計画に反対する住民らが漁船を出し、中国電力側の動きを監視しました。海域でのボーリング調査は、福島第一原発事故後の新たな基準に基づき、実施されるものです。中国電力は、埋め立て海域に活断層があるかどうかを確認するとしています。沖合200メートルで海底60メートルを掘削する予定で、海域でのボーリング調査は2008年7月以来です。反対派の住民は、建設予定地周辺からも様子をうかがっていました。調査海域には、午後2時ごろ、中国電力の旗を掲げた船が到着しました。中国電力によりますと、午前からの作業を予定していましたが、機材の準備が遅れたということです。きょうは、掘削のポイントを決めるための測量を行ったものの、安全が確保できなかったため、1時間程度で終了したということです。あす以降も、潜水士による海底の磁場調査などの準備作業が予定されています。「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保代表は、「町民が一体となってまちおこしを進める段階で、腹立たしい」とし、「タイやヤズを、すぐそこで釣っている。何百メートル離れてないところでボーリングされたら、生活にかかってくる」と話していました。今後も、調査中止を要請したいとしています。ボーリング調査は、今月14日から来年1月30日までの予定です。

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