函館市長選挙/大泉氏当選の雑感

函館市長選挙/大泉氏当選の雑感

人口減少、若者世代の流出、三大夜景の地位喪失、遥か彼方の新幹線駅、相次ぐ地元デパート閉店…函館市に漂う閉塞感は工藤市政への怒りにかわり、大泉新市長を生んだ。

函館には中選挙区(旧道3区)から小選挙区(現道8区)になった時の保守の不安定な状況が今もなおあるように感じる。阿部文男と佐藤孝行。函館と北斗と不仲もこの部分が絡んでいるかと。革新系は一本化して安定して議席を確保出来てるけど、保守はそうでもない。鉢呂・金田・逢坂。

立憲民主党支持の有無はどの程度当選に影響したのだろうか。道8区は立憲逢坂氏を選出しているので立憲が弱い地域ではないが、さりとてポッと首長候補を出して当選させられるほど簡単な地域ではない。立憲の支持なんかよりも、大泉氏がしっかりと選挙準備してたことの方が大事だと思う。

「ポッと首長候補を出してしまう」ことを道知事選や札幌市長選でやって失敗するのを何度も見ている。少しでも名が知れてるから出す程度で出しちゃう。当選させる気ないように見える。選挙の形だけ作るためやってるようにしか見えない。そもそも候補が選挙準備してる姿が見えない。それじゃ…ねぇ…。

4年後の函館市長選はどういう構図になるだろうか。今日当選して何も始まっていない段階で言う話ではないけど、次を考えることは重要だと思うので書いておく。自民系候補を立てるのか? 相乗りするのか? 相乗りなら秋元札幌市長みたいな感じになるのかな…。

朝にちょっとニュースを見る程度の視聴なので、全局をくまなく見た訳じゃなくのだけど。道内で結構な数の首長選があったはずなのに、選挙戦中に映像付きでテレビで取り上げられていたのはほんの数ヵ所だったのではないだろうか。その中でも函館市長選の分量は突出していた。投票率にも影響出たのでは?

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